
「福井そば屋大賞」グランプリが決定しました !
25年間、福井のそばを食べ続けた蕎麦研究家・片山虎之介が、福井で一番おいしいそば屋さんに、グランプリを贈呈します!!
《 福井のおいしいそば屋さん、越前そばの超人気メニューを紹介します 》
私は25年かけて福井県のそば店を食べ歩き、ソバ畑を巡り、福井県産のそば粉を手打ちして味わってきました。
日本全国、北から南まで、そばがおいしいと言われるそば処のそばを食べ歩いてきましたが、一番おいしいと思うのは、やっぱり福井県のそばです。
誰よりも、福井のそばが大好きと思っている私が選んだ、福井のおいしいそば店 Top20の、超人気メニューを紹介します。
福井、越前のおいしいおそば、楽しんでください。
蕎麦研究家/片山虎之介



美・味・麺・庵
たからや
(福井市)
【 蟹豆乳そば 】
超人気メニュー「蟹豆乳そば」
福井県のそばがおいしいことは、今では良く知られていますが、福井はご存知のように蟹もおいしいところです。
蟹とそば、ふたつのおいしさを、ひとつの器に盛り合わせたのが「蟹豆乳そば」です。
『たからや』(福井市)オリジナルの超人気メニューで、このそばを目当てに、たくさんの常連さんが店に通います。
「蟹豆乳そば」は、いわば「かけそば」の変化形のメニューで、「種もの」に分類できます。
「かけそば」とは温かい汁の中にそばを入れた料理で、冷たい「もりそば」と並ぶそばの基本のメニューです。一般的な「かけそば」は、汁に濃口醤油を使い、出汁は鰹節、鯖節などを使って作りますが、『たからや』では、このそばを、もっとおいしく、もっと楽しくするために・・・・・



森六
(越前市)
【 スペシャルせいろ】
平成2年に、昭和天皇、皇后両陛下が福井に行幸された際、お昼に召し上がるそばを打ったのが『森六』のご主人、堀正治(まさはる)さんでした。
『森六』は、明治4年創業の老舗そば屋。堀さんは、福井一のそば打ち名人として知られています。越前そばとは何かを知りたかったら『森六』を訪ねて、堀さんの打ったそばを味わってください。
名古屋、大阪、東京など、遠くからこの店を目指すそば好きを引き寄せているのは「スペシャルせいろ」です。
せいろそばは、蒸籠(せいろう)という器に盛ってあるから、こう呼ばれます。蒸籠に盛ってあるから、せいろそば。ざるに盛ってあれば、ざるそば。このように、器に盛っただけのそばを総称して「盛りそば」と呼びます。そばと汁、それに薬味だけがセットになった、この上なくシンプルなメニューです。「盛りそば」は、そば、そのもののおいしさが試される、究極のそばなのです・・・・・



あみだそば
(福井市)
【 越前おろしそば】
『あみだそば』のそばは、一見、奇抜なところは何もない、普通のそばのように見えますが、実はこれは、とても良く考えられ、おいしさを引き出せるようにコントロールされた、素晴らしいそばなのです。
運ばれてきたそばを目にして、まず気付くのは、幅の広い平打ちだということです。これは、たまたまそうなったのではなく、幅が何ミリ、厚さは何ミリ、そしてそばを打つときに加える圧力は、このくらいと、細心の注意を払って作られた麺なのです。
その理由は、食べてみればわかります。舌に接触する面積が、平麺の場合は大きくなります。これにより、そばの味を強く感じさせる効果が生まれます・・・・・



手打ちそばハ助
(勝山市)
【 山かけそば】
福井のそば屋さんの魅力は、昔の雰囲気が残る古い街並みの、普通の民家の一軒が、そのままそば屋さんになり、四季の風景の中に溶け込んでいることです。こういうそば屋さんに足を踏み入れると、田舎の親戚の家に来たような懐かしさが込み上げてきます。
「手打ちそば八助」は、まさに福井のそば屋さんの典型ともいえる、庶民の名店。
店の前に行列を作るお客の、ほぼ8割が注文するのが「山かけそば」です。「山かけ」は、多くの店がお品書きに載せている人気のメニューですが、店によってこれほど味に違いが出るそばも珍しいのです。
山芋の選び方から、その店の個性が出るし、おろし金で擦りおろすところもあれば、すりこぎで細かく擦る店もあります。また、芋に粗い粒々を入れたり、出汁を混ぜたりと、山芋の調理だけ見ても千差万別です。
さらにそこに、どういうそばを合わせるかが大問題。細いそば、太いそば、硬いそば、しなやかなそば、粗挽きのそばなど、店によって麺は様々に変わります。「手打ちそば八助」のそばは、特別な食感なので、山芋との組み合わせは絶妙。そして、どういう汁をかけるかでも、店ごとに個性を主張できる、奥深いメニューなのです・・・・・



十割蕎麦 だいこん舎
(越前町)
【 くるみ蕎麦】
『十割蕎麦 だいこん舎』は越前陶芸村の、気持ちの良い林の中に造られた店です。
店前面の壁には、『十割蕎麦 だいこん舎』のマークを刻んだ看板が掲げられ、かわいい笑顔で迎えてくれます。
自家製粉で作られたそば粉で、繊細な生粉打ち(十割そば)を味わうことができます。
主人の南和孝さんが、自分で石臼を回して製粉しているだけあって、好みのはっきりした、この店ならではの麺が楽しめます。
いくつかのメニューを味わいましたが、「くるみ蕎麦」に惹かれました。くるみの味が優しく生かされた汁は癖がなく、万人に好まれるおいしさです。一番人気のメニューだとのことですが、食べるとホッと心が和む、滋味に富んだそばです・・・・・

⬇︎越前おろしそば大賞も発表しました

【ただいま、鋭意、制作中です。しばらく、お待ちください】
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⬇︎越前そば公式サイトにリンクします
